イノセンス

まぁ、予想以上でもなく以下でもなくという感じ。うる星２とパトレイバー２は別格として押井作品って初見の時は、だいたいこんなもんかなと。事前に色んなインタビューを読んだりサイトを見たりしていたので（今回は押井さん、ちょっと語りすぎじゃないかってくらい、映画について語ってるし）、テーマ的なものは割と理解しやすかったかなと思います。ストーリーそのものはシンプルだしね。映像と音に関してはもう言うコトなし。多少チグハグ感はありましたが、「雰囲気の醸成」って意味では最高でしょう。ただ台詞が示唆的過ぎるというか、生の感情が入ってないというか、コトワザ大会かよ！　って思うぐらい引用が多かったのには正直辟易。いや、自分で下手に言葉を作るよりかは、古典から引用したほうがよっぽど中身があるっつーのは分からなくはないんですが…。全体的には地味。アクションも地味。押井作品の中でもかなり地味な部類に入りそう。そういう意味での良し悪しの判断は、好みによるでしょうが。うる星２やパトレイバー２を観た時のような、初見で「ガツーン！」と来る感覚はなかったですが、情報密度はアホみたいに濃そうなので、DVDとかで繰り返しマッタリ観るのに向いてるかな。終わり方は押井作品の中でも一番好き。

emethとmethのネタはうしおととらにもあったけど、有名なネタなんですかね。

あとイノセンスの客層はやっぱりちょっと他とは違ってて面白かった。目の前の席でカップルがイチャイチャしてたのには殺意を覚えた。お前らバトーと素子を少しは見習えと。お前の彼女は守護天使なのかと。俺がバトーだったら機関銃で蜂の巣にしてたところ。

テキサス・チェーンソーはどうしようかなぁ。アンデッドなるゾンビ映画もやるみたいだが…。予告観る限りではスゲーC級臭くてよさげなんだけど。ドーン・オブ・ザ・デッドもハウス・オブ・ザ・デッドもあるし、キルビル2もあるし、スチームボーイ、ハウルもあるし、何で俺が忙しい年に限ってこんなにやるんですか。暇も金もねーよファッキン。