ザ・俺ランド

魔術士オーフェン、20周年おめでとうございます!

ということで、俺の生涯ナンバーワン作品であるオーフェンの一応の? 完結巻となる「女神未来(下)」を速攻で読み終えてしまったので、久々に感想を書いておこうと思います。箇条書き。

  • 女神出てこなかった!(笑) 結局、ボリーさんを除いたら、神人種族は作中ではほぼ出てこなかったですな。オーフェンという物語に求めるのもちょっと違うとは思うんですが、ドラゴン種族と女神の放った魔獣との大戦争みたいな、そういう超規模の戦闘も見たかったなー。ドラゴン化前のシマスとのバトルなんかは、それにちょっと近いものがありましたけど。一番見たいのはデグラジウスとの死闘ですが。
  • この4部は、実質的な主人公はマヨールとベイジットでしたねと。どちらともいいキャラだったし、2人の物語だったとも思うんですが、やっぱりオーフェンや旧はぐれ旅メンバーの活躍をもうちょっと見たかったのも正直なところ。エドとかすっかり最強のかませ役が定着しちゃって悲しいやら微笑ましいやら。オーフェンもこの最終巻ではほぼ活躍なしだったし!
  • けれど、オーフェンがはぐれ魔術士の立場に戻ったのはよかった。超越者になることもなく、為政者として君臨するわけでもなく、憎まれ口の似合う超強いお父さんとして、家族を守りながらがんばっていくんでしょう。永遠の憧れとして見習いたいよ!
  • コギーの「運の良さでここまできたから、いつかそのツケを払わなきゃいけない気がしてこわい」発言は個人的に共感してしまった。いやはや。
  • 結局、マルカジットってなんだったのかはいまいち理解できず。魔術という存在の本質を具現化した存在、っていうのはなんとなくわかったけど、それが発生した直接的な原因ってなんか描写あったかな? カーロッタの意図や行動も微妙に理解できてないし。巨人化と魔王術の強大化を抑止したっていう結果は理解できたけど、そこに至る経緯が、やっぱりようわかってない。久々にスレやオーフェンぺディア覗くか。
  • 魔王術の詠唱は「我が名イクトラ~」が結局いちばん格好良かったです。
  • それこそ口さがない戯言ですが、作中、誰が戦闘力は高いのかなーとか。単純に考えたらオーフェン、マジク、エドが3強なんでしょうけど、同調術ありのラッツエッジとか、変な空間術がやばいマヨールあたりも大概じゃね? と思う次第。まぁ個人的に好きなのはジャック・フリズビーとかヘルパートみたいな暗殺者系ですが。
  • ほかにも感想もろもろあるけどあんまり時間ないので、今回はこの辺で。


とにもかくにも秋田先生、お疲れ様でした! ・・・けど、正直、大団円! って感じの終わりでもないし、あとがきにもあるように短編的な形でも続きはいろいろ書けそうなんで、楽しみにしてますよ、僕は! オーフェンと秋田作品はいつまでの俺のお師様ですから!