化物語 上・下
ようやく読了。今まで読んだ維新作品の中では一番面白かった。良かった点はいろいろあるけど(キャラクター数が比較的少ないとか)、やっぱり特筆すべきは主人公である阿良々木暦と個性強過ぎで愛らしいヒロイン達との掛け合いでしょう。アホで可愛らしい美少女達と漫才会話をするのがこんなに楽しいなんて……。ギャルゲーとかではそれほど珍しくはないんだろうし、エポックというほどではないにしても、これだけテンポが良くて楽しい会話はなかなかないんじゃなかろーか。特にツッコミががんばっている。普通のギャグ作品だったらツッコミキャラよりもボケキャラに圧倒的に愛着がわく俺でも、今作ではツッコミ役である阿良々木に肩入れしてしまったほど(まぁ当り前か)。ボケッぱなしのギャグやりっぱなしがある意味理想だと思ってましたが、やっぱり良質なツッコミこそ重要だったんじゃねオンナスキー。
読み終わって改めて西尾維新という作家に興味が出てきた次第。俺とほぼタメ年(学年は向こうがいっこ上かな?)でこれだもんなー。なんかこうすげえな。
というわけで次はそのまま「傷物語」を読もうかと思ったけど、先に難物である戯言シリーズを攻略することに決定。「クビキリサイクル」は3年くらい前に読了済み。いろいろとキツかった作品だったと記憶している。かかってこいやぁ!
あとこれシャフト×新房という例のアレ体制でアニメ化するんですねぇ。楽しみ過ぎて連続射精しそう。だってあのバカ会話を声優さんがやってくれるだけでも10回はイケちゃうぜ?(だから何がだ)
- 作者: 西尾維新,VOFAN
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クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)
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──最近、ネットとかで同世代の優秀なオタクを見ると「あーらいやだー、この子かーわいいわー! 携帯の番号おしえてー!」とオネエマンズ的なノリで近づきお酌とかしたくなる勢いです(玄田哲章の声で)。今現在、自分の周りに自分と同レベル以上のオタク(この場合のオタクってのはアニメ、マンガ、ゲーム、小説、映画等を楽しむのがもはや日課となっている手遅れ人間を指す。更に言えばその手の知識体系とアンテナをある程度築けている人間)が絶無なので、同類の人間を見ると本当に愛しくてしょうがなくなる。つまるところ、俺のやりたいことってその延長線上(前にも後ろにも)でしかないのかも。みんながんばってるなぁ!