秋田禎信BOX
ネタバレ気味です。注意。
アマゾンサンタさんに予約してあったんで、22日当日には届いてたんですが、いろいろ忙しく、ようやく先ほどオーフェン分だけ読了。
いやもう最高。本っ当に最高。ここまで豪勢な御馳走にありつけるなんて思いもよりませんでした。オーフェンの書き下ろしだけでわりと常軌を逸してる量だぜ? しかも内容が20年後設定というだけでも驚きなのに、秋田先生お得意の裏設定波状攻撃でもう完全に昇天。神人(しんじん、でいいのか?)種族? ヴァンパイア化? 魔術戦士(連邦の白いアレ!)? 儀典構成? 神人デグラジウスとの死闘?(これは絶対読みたい) 世界離脱者? キャプテン・キースは海に消えた? マジパイア?(コルゴンとコミクロンの絡み…たまらんです)、その他もろもろ、「先生、あんたどこまで面白設定考えてんだよ! 俺を悶死させる気か!」というくらいに、『魔術師オーフェンはぐれ旅』の「その後」を堪能させてもらいました。
これだけ興奮するのも、これまでの長い付き合い(初めて読んだのが16歳の時だから…もう11年以上前か)によるキャラクターへの愛着があるからなんだろうなぁ。年月と思い入れのなせる業。とんでもない苦労を背負いながらも、しっかりと「父親」しているオーフェンにグッときた。キャラクターに対して心底「よかったなぁ」と思ったのは初めての体験です。
「行きたい場所と、理由があれば、方法だってどこかにはあるさ」
「旅ってのはそんなもんだろ。そう思う」
本当に本当に良かった。