今年はわりと観るもの多いな

原作は16巻までなんとか読了。

原作は正直、謎の引っ張りが多すぎて、読んでて辟易する部分があるんですが(浦沢作品ってそんな感じなのかね? あまり読んでないからよう分からん)、この映画はその点、必要な部分だけピックアップして、クライマックスに向けてシンプルな形で盛り上げていってくれているので、原作よりも個人的には楽しんで観れたかなと。まぁ、説明不足な部分もあるので、原作も読んだ上で観るのがなんだかんだで一番楽しめるかなぁ。原作そのまんまのコピー映画なんて観る意味ないじゃん、という突っ込みもありますが、この作品については「実写(映像)化することで得られる妙味」みたいなものがあった気がしますね。

2章以降はカンナ役の女の子がどれだけ頑張れるかが勝負だろうなー。血の大みそか以降の話って、原作でもタルくなっていくところだし。

  • ハンコック

「ああ、このネタでこういう作り方したんだ」というのが観終わった後の印象。驚きというよりも、「なんでこういう風に持っていったの?」という違和感のほうが強いかもしれない。俺としてはハンコックの「やさぐれヒーロー。でも魂は黄金の輝きをもつ」みたいな設定が好みだったので、オチとしては「結局、元のやさぐれヒーローに戻ってしまうハンコック。けれどもう彼は独りじゃない──」的な終わり方が良かったんですが…。本当の意味でヒーローとして自覚していくまでの葛藤も、もうちょっと深く描いてくれることを期待したんですけどねー。ウィル・スミスの佇まいも含めて、ハンコックのキャラクターはすごく好きなので、惜しいなという気分。正直、○○○が大昔からの○○だったとかいう設定のせいで、その辺りの葛藤がどうでもいい感じになっちゃった。ありきたりな展開にはしたくなかったってことなのかなぁ? よくわかりませんが、俺はもっとベタなのが観たかった。続編を視野に入れた「ハンコック紹介編」としてなら、ベタなほうが続きも作りやすかっただろうし。ふーむ、しかし、それならば……。


暑さもぼちぼち和らいできたので、そろそろランニング等を再開して、健康的な生活に戻りたいです。今みたいなキルビッチ生活はもうウンザリアルヨ!


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