やっぱ秋田作品好きだー

  • ベティ・ザ・キッド(上)

西部劇、というよりかはやっぱり「旅物」というほうがしっくりくるかな。「どこか」を目指しながら、いろんな人間と出会い、悩み、傷つき、そしてまた進む。いやー、かっこいいじゃんよー。こういうのをコンスタントに書いてくれるだけでも十分文句ないです。

タイトルに反比例するかのように、すっげー地味だなおい。大したどんでん返しがあるわけでもなし、本当に淡々と話が進んで終わった印象。ある意味、狙ってこういう「どうとでもないオチ」にしたんだとも理解はできるけど、やっぱりそれだけでは「だから?」としかならないよねぇ。一作目がやっぱりダントツで良かったな、このシリーズは。と言ってもまだ「ぼくの世界」とやらがあるのか。一応、最後までは付き合おう。



不気味で素朴な囲われたきみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)

不気味で素朴な囲われたきみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)