本を(本だけは)がっつり読める時間があるのは救いだ

  • 陰摩羅鬼の瑕

2年くらい積んであったのをようやく読む。京極さんも始めに読んだ時は物珍しかったし、いろいろと面白かったんだけど、さすがにこれだけ続いてるともうこのノリも慣れちゃって、こんだけ分厚いのもう読んでられるかと思う部分も正直あり。朱子学、儒教ネタはもうちょっとやってほしかったが。

  • 一九八四年(新約版)

ウィンストンがジュリアに告白されるあたりは、とんだ胸キュン☆SFという感じで、読んでいてテンション上がったんですが、ジュリアが思いのほかフリーセックスの感じのアレなのが判明してからは、こちらとしては「ふーん…」というテンションになり、俺もまだまだ現役のキモオタだなと思った。後半は完全に狂気の世界で、それでいてなお説得力のある狂気だったので、かなり読んでてしんどかったです。でもおもしろかった。

  • 風よ。龍に届いているか(上)(下)

ベニ松、二弾目。非常に盛り上がる展開ばかりで、一気に読めたんですが、最後辺りだけはちょっとご都合主義過ぎるというか、分かりやす過ぎる少年漫画的展開で、残念感はありましたが、おおむね良かった。分かりやすいオールハッピーエンドよりかは、捻りに捻った上での「キャラクター個人としてのハッピーエンド」くらいがこの作品のテイストとしても正しい気はするんだけど、ジヴラシアを中心にキャラクターが良いヤツばっかりだったんで、まぁ別にかまわないか。良作。


今期はアニメはDTB流星の双子(今のところ最高におもしろい)、青い文学(人間失格はホラーだった!)、空中ブランコ(なんか凄い。原作積んでるので読みます)は視聴継続。ご姉弟物語は「バカ兄弟」ではない別物になってらっしゃるので知ったことじゃねぇ。原作(超大好き)を読みましょう。


一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)

一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)


文庫版 陰摩羅鬼の瑕 (講談社文庫)

文庫版 陰摩羅鬼の瑕 (講談社文庫)


風よ。龍に届いているか〈上〉

風よ。龍に届いているか〈上〉


風よ。龍に届いているか〈下〉

風よ。龍に届いているか〈下〉