劇場版 空の境界 第三章『痛覚残留』

…まずいな。もしかして体内の奈須きのこ成分が薄まってきているのか…? とか思うくらいフツーに観てしまった。
「あー、よくできてますなー」「おっぱいですなー」「能登さんがんばってますなー」「やっぱりバトル部分がもうちょっと突き抜けてくれないもんかなー」「でも基本的にはよくできてますなー」「まー、こんなもんかなー」
とか気の抜けた感想しか出てこない。うーん。おかしいな。本当に一章の時点で変な意味で満足しちゃったのかなー。
なんつーか、俺が作品を愛でる場合って「目立って優秀な部分はないんだけど、とにかく全体的な触り心地がいい。ずっと浸っていたい」場合と「全体で観たらガタガタだけど、この一瞬のシーンで射精できるので、前ふり的な意味も含めてすべて愛でる」場合の、大きく分けて2種類があるんですけど、本作はなかなかそのどちらにも振りきれてないなと。でも三章でこれだと、俺が再び昂る可能性ってかなり低くなってくるかも。かも。DVDはぜんぶ買うけどさー。