アイ・アム・レジェンド

原作読了済み。個々のシーンでは「良いね」と思える部分もそれなりにあったものの、後半からの展開が「やっぱりこれではどうもなぁ」という感じ。原作知ってる人はみんな突っ込んでるでしょうけど、「主旨変わってるじゃん!」という…。序盤から中盤にかけては「大都市でたった独り」という圧倒的な孤独さだったり、ナイト・シーカー達の不気味さがよく表現されていたし、暗闇になったらヤバイという制限を使った駆け引きなんかもあって、なかなか良かったのになー。それでこのラストじゃ普通過ぎる。やっぱり猿の惑星ばりのどんでん返しが最後にあってこそでしょう。その為に、ナイト・シーカー達の眼が妙に知性を感じさせるものだったり、ネビルが使ったトラップを真似したりっていう「振り」があったんじゃないのかね? 
それにしても、「トゥモロー・ワールド」もそうだったけど、最近の終末物は妙にしみったれてていかん。バリバリのアクションをやれってわけでもないんだけど。でもまぁ、サムがすごくかわいい犬だったんで一応それで許しておこう(笑)


魍魎の匣」もこっちではやらないのか…。ええい、どこまでド田舎なんだ。


地球最後の男 (ハヤカワ文庫 NV 151 モダンホラー・セレクション)

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