HELLSING OVA版 Vol.3

うーん。全体的にはこれまでと同じように「いまいち」だったんですが、それだけだとアレなので良かった点といまいちだった点を箇条書きしてみる。

  • 良かった点
    • やっぱり中田譲治は良い。本当に熱心にアーカードというキャラを演じているなと気合が伝わりまくり。単純にキャラと声との相性が合ってるのも大きいが。
    • 飛田さんの少佐も存外に良かった。いいね、いいね。少佐の台詞のトーンをよく分かってらっしゃる。ステキ。
    • トバルカイン戦の作画はこれまでのアクションの中では一番「おお」って感じだった。
  • いまいちだった点
    • 作画全般はやっぱりいまいち躍動感がないというか硬いというか。もうちょっとグニグニと動いてるのが観たい、やっぱり。
    • キャラデザも原作尊重の描線重視、描き込み重視の作画じゃなくて、もうちょっとアニメーターさんのセンスに合わせた柔軟な作画をしやすいカタチにしたほうがいいんじゃなかろーか。
    • 演出が全般的にもっさりしてるというか…。もっとムチャクチャでいいと思う。
    • 音楽も個人的にはTVシリーズの方が良かったなぁ。全然インパクトに残らん。
    • 平野台詞って実際に声に出して読まれるとどうも恥ずかしさの方が勝る感じ。大仰でクドイ台詞回しが通用するのはあくまで字面で見た場合のみなのかな。
    • 上で挙げたお二人以外は声優さんの演技はどうもいまいち。下手と言うことではなくて、多分キャラ(及び作品もか)について全然よく分かってなくて、どこが良いのかも理解できないままにキャラを演じちゃってる印象。ベテラン俳優さんが友情出演でとりあえずなんか演技してみました的、というか。

原作の進行スピードも微速前進状態なので、アニメももうちょっと色々と試行錯誤しながらじっくりしっかり作ってもらいたいなぁ、これだと。もしくはマッドハウスに再々アニメ化してもらうか(うわぁ)。


HELLSING III〈初回限定版〉 [DVD]

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