新世紀エヴァンゲリオン TVシリーズ&劇場版2作品
『(やっぱり)気持ち悪い』
(ほぼ)リアルタイムで観てた時には「なんじゃこれは」という印象のまま放置って感じでしたが(ナデシコ派だったし)、今こうやって全部観返してみると「秘密基地モノ」「思春期少年モノ」としては満点の出来だなぁとひたすら感心しちゃいました。これだけのことをよくやったもんだ。まぁ当時は周りの「エヴァブーム(及びそれに伴うアニメブーム)」の狂乱が半端じゃなかったので作品を正視出来なかったっていうのはあったんですよねぇ。ちょうどインターネットもその頃から流行り始めて、地方の片田舎の純朴な中学生でしかなかったワタクシも翻弄されまくった。なんともエキサイティングな時代でございました。
うーん、しかし、これだと別に新しく作り直す必要なんてぜーんぜんないじゃん、と思っちゃいますね。少なくとも内容に関しては。唯一、作り直してほしい点があるとしたら「シンジ以外に感情移入の視線がほしい」ってところでしょうか。やっぱりあまりにシンジが(キャラ的に)強力過ぎてその点でちょっとバランスがおかしくなってる部分があるとは思うので。でも、それも「シンジ≒庵野監督」な以上はどうしようもないよなぁ。そもそもが監督本人も言ってる通り「オナニー作品」なんだから。
確認の意味でも新劇場版は観に行きます。まだこっちじゃやってねーけど。映画環境は昔より退化してるな、畜生め。
宵闇眩燈草紙 (7) (Dengeki comics EX)
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