そして世界を慈しむ

最後の最後、とどめとして覚えておくべきなのは己の「ダメさ」加減。我慢弱く、ストレスに弱く、やる気はなく、パワーもなく、気力もなく、計画性もなく、頭も良くなく、精神力もなく、集中力もなく、すぐに飽き、すぐにキレ、すぐに言い訳し、思い込みが激しく、気まぐれで、苦しいことや辛いことはとにかく嫌。自分がそういうプラス面のない愚図人間であり、「こうあるべき」と思う理想像とは真逆に位置する人間であると、卑下でもなく自虐でもなく、ただの客観的な事実として、冷静に、粛々と、実感し、体感し、痛感する。その認識の上で、更に自分を俯瞰しながら、いかにコントロールして、舵取りして、目的地にまで導いてやるか。




……うわー、頭が痛くなってきた。




ま、そんな糞みたいな自己認識すら関係なく、心臓が動く限りは前に進む。それだけなんだけど。