汗だくだくで読みました

  • DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件

初・西尾維新。原作全巻読了済み。(意外と)面白かったですよ。(意外と)ちゃんとしてたというか。ワタクシ読んでもないのに、西尾維新に対してダメな先入観と偏見を抱きまくりだったので、その偏見を(多少は)払拭してくれる出来でした。「コミックスのノベライズ」という条件を活かしたトリックや、Lを単なるエキセントリックキャラではなく、「正義の名探偵」としての側面も持ち合わせたキャラとして描いてる部分なんかが、個人的に「ちゃんとしてるな」と思ったところ。「ツンデレ」みたいな単語を文中に使ったり、南空のキャラが原作とえらくかけ離れてるとかもそれほどは気にならず。いやぁ、今更ながらLの死が悔やまれますなぁ。

  • XXXHOLiC アナザーホリック ランドルト環エアロゾル

原作既刊分読了済み。これも(意外と)手堅い作りになってるなと。原作の中でも「笑ゥせぇるすまん」な部分に焦点を当てて描いてるのが個人的にポイント高し。こういう細かい掛け合いのスタイルも元々好きだし。関係ないけど原作では「手」のエピソードが好き。「ナンダカワカラナイモノ」は「ナンダカワカラナイモノ」のまま描くのが一番いいんじゃよ。

劇場版が終わった直後くらいから「出る出る」とアナウンスしていたものの、なんの音沙汰もないままに数年経ち、こっちも完全に忘れていた頃に書店で見かけて吃驚仰天、という佐藤監督自らが書いたナデシコ小説。とは言っても、小説自体は書きためていたデータがほとんど消失したとかで、もの凄く中途半端な分量で内容な代物。リマスターのDVDが出るからそれに併せて…ってことなんだろうけど、それにしたって「何で今更」感は拭えず。ナデシコ自体がもう10年前の作品だもんな。「うえだゆうじ」がまだ「上田祐司」だった頃だもんな。桑島法子がまだ(以下自主規制)。出すんならせめて完璧な形にしてほしかった…。



それでは、また、来月くらいに(うへぇ)。