ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還

シリーズ中では一番マシだった…かな? でもやっぱり全体としては退屈感があったのは否めない。良くも悪くも予定調和的。それを王道と感じるか退屈と感じるかが問題であり、俺は後者。画面作りの点でもまたまたスゲー気合が入ってるのは分かるんだけど、新鮮味がないっつーかゴチャゴチャしてるだけっつーか。魅力的な敵役がいないのもちょっとねぇ。ウホウホ叫んでるバケモンばっかりだもの。親玉みたいなのも拍子抜けするぐらいにアッサリと倒されたしなー。あそこはもっと工夫するべきだろう。合戦シーンも前回と同じで、人数は多いけどやってる事は単調。唯一、幽霊軍団特攻から5分間ぐらいは面白かった。特にレゴラスが最高。アホみたいにデカイ巨大象をウソみたいな動きでブッ倒すシーンは、全体でもあそこだけ突出してたと思う。あれぐらいカッコイイ見せ場をもっと用意してたらいいんだけど、他は地味に斬ったり突いたりしてるだけ。金かけてるのは観れば分かるけど、工夫が足りないんじゃねーかなー。…って文句ばっかりやな。製作者達の愛情と力の入れようが伝わってくるから、尚更もっとどうにかなったんじゃないのと文句が出てしまうんだよな。感想をまとめると「俺には合わんかった」ってことになるんだろうか。残念でした。


ゼブラーマンも観る予定だったけど、LOTR観たらもうそれで疲れちゃったし金もなかったので止めた。ビデオでいいや。イノセンスレジェンド・オブ・メキシコは絶対劇場で観るけどな!