おあだいがんばった!

よーーーーーーーーやく、作業終了。厳密に言うとまだ細かい部分は残っているが、まぁそこら辺は急いでやらなきゃいけないもんでもないし、適宜処理していけばいい程度だから、取り合えず終わったと言ってよかろう。予定の5倍は時間かかったねぇ……。ま、終わっただけでも良しとしておこう。色々と寄り道したし予定よりは時間かかるのはある意味しょうがない面もあるし。にしても限度があるだろって感じだけど。これでようやく勉強に集中できるな。


連日の作業のせいか、生活リズムの乱れのせいか、偏った食生活のせいか、気温の変化が激しいせいかはしらないが、どうにも身体の調子が悪い。血液のめぐりが悪いというか、体内の気(オドと読む)の流れが悪いというか、なんか詰まった感じがして体の据わりも悪いので、久しぶりに湯を張って風呂に浸かった。き、きもちいい〜〜。なにこれ、気持ちよすぎ。極楽じゃぁ、極楽浄土じゃぁ、よかったのぉ、生きててよかったのぉ、とか口走ってしまうほど気持ちよく、瞑想したり本読んだりしながら、二時間ぐらい浸かっていた。おかげで身体の調子もだいぶマシになった。社会人になって自分で自由に出来る金が増えたら、温泉とか行きまくりたいなぁ。


オール讀物京極夏彦インタビューを立ち読み。京極さんの少年時代、デビューの経緯、創作についてのこだわりとか色々喋っていて、なかなか面白かった。小学生の頃から柳田國男全集みたいなの読破したり、神社仏閣やら、仏教やら、妖怪やら、民俗学的なものなどが大好きだったてんだから筋金入りなんですなぁ。坊さんになろうと思ったが、宗派が絞り切れなかったり、家庭の事情があったりで、普通の高校に通うことになり、大学で民俗学を学ぶという選択肢も、食っていけない、大学というシステムが嫌だ、などの理由で結局はやめてデザインの専門学校に行き、広告会社に勤めて身体壊す寸前くらいまで働いてやめて、友人達と会社を興すが、バブルが弾けて仕事が減り、それでもみんなで仕事してたが、自分だけ仕事を早く終わらせていて暇だったので、ずっと前から構想があったネタで出す当てもない小説を書きはじめ、魔が差して応募してみたら2日後に「出版します」と電話され「姑獲鳥の夏」でデビュー。そして今に至る、と。自分で考え自分で行動出来る人の人生って感じでカッコE〜。基本的に器用人なんでしょうな。そして確固たる自分の考えとこだわりがある。俺も見習いたいところですが、あまりにもレベルが違いすぎるのでどうしたらいいのかなぁと思った。


乙一滝本竜彦の対談も読む。延々と合法ドラッグの話を楽しげに語っていました。正直ちょっとヒク。乙一さんは興味本位で軽くやってみましたって感じだけど、滝本さんのほうはもうガッチガチのドラック好きという感じだった。オタクやひきこもりとドラッグってどうもイメージ的に繋がらないので、この2人がやってたってのは意外。海外のOTAKUだと「HAHAHA、マリファナをやりながら観るあずまんが大王は最高にクールだぜ!」とか言ってそうなイメージあるけどねぇ。あとギャグ漫画家とか。麻薬と違って、リテラシーさえキチンとしておけばさほど有害ではない、みたいな論旨で喋ってるけど、でもなぁ。自分一人で完結できる行為ならまぁナニやっても勝手だけど、やっぱり所詮は薬物だしなぁ。リテラシー能力高めたところで、個人差があるわけだし、何が起きるか分かったもんじゃねーよなぁ。でも2人ともその辺りは心得てるというか、1つの経験としてやってましたって感じだし、今はやってないっぽいので問題はなさそうだけど。クスリやってたから面白いもの書けてたのか、とか思われても嫌だろうし。でも滝本さんはひきこもりをネタにしたというだけの、一発屋だろうと思ってたところがあったんだけど、ここ最近のコラムとかを読んでる限りでは、相当なこだわりと哲学を持った作家じゃないかと思い始めてきた。普通に実力のある人なのかもしれない。小説、はやく文庫化しないかなぁ。あと滝本さんがこの日記のタイトルにもしてる「死霊狩り」の麻薬描写がリアリティーないと言ってるけど、あれは作中のリアリティーとしてはありでしょ。っつーかアレ結局は吸ってるしね。林石隆に怒られるほどに。