観賞済みリスト

  • しんぼる

前作に比べると笑いの部分が悪い意味で「わかりやすい」感じになってたような。その癖、笑わせるという内容からは逸脱した展開だし。レスラーのシーンも長い前フリとして考えたら、まぁそれなりに機能してたとは思うんだけど、やっぱりちょっと無駄な部分も多かったかなぁ。全国公開の比較的大規模な映画でこういう内容にするのはスゲェと思いましたけど、やっぱりヴィジュアルバム的なフォーマットでやれば十分な内容だよなとも思った。次はいったいどういう内容でやる気なんだ? という興味はまだギリギリあります。

なによりもCGのショボさが目についてまいった。最近の邦画のCGやワイヤーアクションも、未だにこのレベルなんですか? あんまり邦画観てないからよくわからん。でも小細工してない殺陣関係のシーンは良かったので、CGとかは最低限の隠し味程度に抑えて、極力、生身でやれる範囲の忍者アクションを追求したほうがよかったんじゃなかろうか。松ケンその他の役者陣は良かったし、話も原作ありきなんで起承転結があってそれなりにまとまってたし(たるいシーンはいくつもあったが)、次作があるなら、アクション的な映像センスのあるスタッフを中心に据えて、超人忍者合戦ではない、渋くてなおかつ工夫の凝らされた忍者アクション物にしてくれたら、一気に面白くなるだろうなと思いました。映画に限らないけど、技術よりもやっぱりセンスだな。もっと言えば高い技術力に支えられた、独自のセンスだな。


さーて、明日から仕事だ仕事だ死にたいな☆