空の境界

劇場版のDVD発売も間近ということで再読。前回の感想は2004-12-31を参照。最初に読んでからもう3年かー。おそろしいな、オイ。内容はかなり忘れてました。己の記憶力の無さが嫌になる。

以前に比べたら周辺知識や奈須作品のテイストに慣れ、作品への理解度が上がってる分、さらに細かい部分を楽しめたなと。昔はもうちょっとクセのある内容に感じていたと思うんだけど、今読み返すと「恥ずかしいくらいにストレートな(それ故に屈折した)恋愛モノ」という印象が強かった。時系列の倒置や、叙述の工夫も度を過ぎない程度に抑えられているなと感じる。奈須作品特有の細かい設定類も、個人的にはオーフェンっぽくて好物です。ややこし過ぎない程度に入り組んだルール、というか。

しかしこれ劇場版製作するにしても、「伽藍の洞」までならともかく、「矛盾螺旋」「忘却録音」あたりはどう考えても2時間近い大作にならざるを得ないと思うんですがどうするんだろう(どうにかするんだろう)。

DVDは当然予約済み。楽しみだー。時間があったら劇場まで遠征したいところだけど……。


空の境界(上) (講談社文庫)

空の境界(上) (講談社文庫)


空の境界(中) (講談社文庫)

空の境界(中) (講談社文庫)


空の境界(下) (講談社文庫)

空の境界(下) (講談社文庫)