グラインドハウス

わざわざコンプリートBOXまで買ったんですよ。ちょっと早まったかも…。

思ったよりは普通だったかなぁ。もっと血湧き肉踊るような内容を期待してたんですが、義足ライフルや注射器銃とかの一発ネタに比重を置きすぎた感じがしないでもない。ロドリゲスは大真面目にバカをやるところが好きなんですが、今作は「グラインドハウス映画風」であるが故に、逆にわざとらしさが鼻についたかなぁと。勿論嫌いじゃないんですけどね。テーマ曲は超カッコよかったです。

こっちは予想よりも面白かった。タランティーノらしく、とにかく会話が長くて冗長な部分も多いんですが、それがしっかり後々の展開への布石や、キャラクター付けとして機能しているのはさすが。後半のカーチェイスも、それまでの展開が利いているからこそ、カタルシスがあった。正直、途中からカート・ラッセルが可愛そうになってきましたけどね(笑)。腕っ節と気の強い女なんて手に負えないよ!