この購買ペースだと増設した本棚も一年と経たずに満杯になるんじゃないかどうするんだおいスペシャル!

  • ホワイトカオス(1)

完全にジャケ買い。ちょいとポップな萌えデザインな感じに「どきゅーん」ときた私、膨らむ期待と股間を抑え(会計時、レジのねーちゃん相手には怒張した股間を惜しげもなく披露)、ぱらぱらと読んでみたところ中身はまぁ普通のちょっとエッチ(というのか?)なドタバタコメディー(なのか?)でした。何かを期待したのが間違いだったようです(極限まで萎えたペニスがぽとり)。

  • 五日性滅亡シンドローム(1)

完全にタイトル買い。ワタクシ、「滅亡」だの「終末」だのそういうキーワードが出てきただけで涅槃の境地に達することが出来るちょっと現実逃避がちボーイ(身体からは早くも加齢臭が)なので、このコミックスも書店で目に付いた瞬間、何の疑いも迷いもなく速攻で確保、退廃と絶望の終末風景を脳内に描きながら、ぱらぱらと読んでみたところ、脳内の絶望風景は次第にパヤパヤ国のフルチン王子が乱舞する風景に変わっていきました。いや、悪い内容ではないんです。ほんの少し寝覚めの悪い悪夢…といったくらいの絶望の雰囲気は嫌いじゃないんです。でもこんな勘違いさせるタイトル付けちゃダメだよ。過剰に期待しちゃうもの。

きゅるりーん(気に入ったマンガを見つけた時に鳴る得体の知れない効果音)。こういう「ゆるい」はバッチこーいなんだよなぁ。ものによっては腹が立ってしょーがなくなるんだけど。この違いはなにかしらん。今度「ゆる研究」でもしてみよう(しない)。

この作者さんは「奈須きのこ的雰囲気」を再現するのがうめーなー、と改めて思った。会話のディスコミュニケーションと無言のコミュニケーション。妖艶な無垢と誠実な狂気。そこら辺を意識してるかしてないかの差というか。

  • 荒魂ドライブ

陰陽師ネタというのが、また「いかにも」な題材だなー、とか思ったらやっぱりそんな感じのゴツボマンガに。もう観念してベタベタの学園ラブコメをやりましょうよ。ファンタジーちっくな要素は一切なし、アクションもなし、照れ隠しも一切なし、青春に比重を置いた作りで。

こ・れ・は、おもしろい! この独特のハイテンションが癖になる。テンポよく読めるという意味では、マンガとしての密度はこれくらいがベストだと思う。「エアマスター」はやっぱり読んでおくべきか。

  • NHKにようこそ!(8)

最終巻。グダグダやなー、とは思いましたが綺麗に終わらせるだけが美徳ってわけじゃないしね。ただ山崎は一貫してナイスキャラだったと思う。人間、意志というかテンションが大事だ。いろいろ誤魔化せるし。

  • RPGなんてこわくない!

TRPGについての入門マンガ。過不足のない説明で非常に分かりやすかったです。TRPGって話にはよく聞くしなんとなくのイメージはあったものの、具体的にはどういうものかは理解してなかったので勉強になりました。まぁ実際にやってみないことには本当に理解したことにはならないでしょうが。よっぽど環境に恵まれなきゃ、一生やる機会なさそうなのが悲しいところ。

重い。内容も、絵も、本そのもののボリュームも。けど良く出来てます。少なくとも私が読んできた大塚英志原作のマンガ作品では一番良く出来てる。たかだか三十年かそこら前の時代を舞台にしても、これだけ「物語」にしちゃえるんだなと感心。押井さんより全然うまいぜ? あとあんまり関係ないけど、三島由紀夫は「仮面の告白」しか読んだことないので、もっと偏見ありありになった。ああ、黒と影。美和とヨイトマケ。了。






感想はこまめに書かないと本当にヤバイ。続く。