社会に出たくねぇ

昔、親父に「人生ってのはずーっと辛いもんなんだ」と言われ「そんな夢も希望もないようなこと言わないでくれ…」と心の中で思ったことがあるんだけど、最近はその意味を実感しつつある。『人生は重い荷物を背負って上り坂を歩くが如し』っていうんですかね? しかも先の道は真っ暗闇で見えやしねぇ。
だからずっと楽に済む道なんてないし、何かを得る為にはそれ相応の犠牲が必要だし(等価交換の原則!)、どんな選択をしてもリスクは付きまとう。そこまでして必死に生きても、その先に必ず「幸せ」が待っているというわけでもない。むしろそんなモノはないと言ったほうがよいだろう。でも進む。進まざるを得ない。嗚呼……


「なんかタイトルとモノローグが微妙に噛み合ってないね」


うるせえ! 頑張りたくないけど、頑張りたい。怠けたいけど、必死に生きたい。逃げ出したいけど、命を懸けて突き進みたい。そういう繊細な漢(おとめ)心が生み出した淡い恋のリフレインなんだよ!


「単なるヘタレの愚痴でしょ?」


…はい。


完。