ドーン・オブ・ザ・デッド

ある意味、完璧なゾンビ映画って言ってもいいのではないでしょーか。ゾンビ映画のあらゆるエッセンスを盛りに盛り込んだ娯楽作。逆に言うと目新しい部分は全く無いんですけどこれだけ楽しませてくれたら言うコトなし。っていうか最高。エッセンスだけじゃなく、ゾンビそのものも恐らく史上最多の数が出てきてる。いくらぶち殺そうと無限に襲い掛かってくるゾンビの群れ。それだけで俺なんかは失禁寸前ですよ。オープニングのあの流れも最高すぎる。鳥肌たちまくり。キャラクターもそれぞれちゃんと描かれてるし(死にまくりだけど)、展開も上手い。余りにも無駄がないので、ちょっとテンポが早すぎないかとも感じるが、それも好みの問題でしょう。オチもちょっとアッサリしてて物足りなさを感じましたが、そこも見せ方を工夫してるのでほとんど問題なし。いや、もうホント、たまんねーな。ノベライズも買ったのでまた読む予定。DVDも絶対買わなくては。

あ、トム・サヴィーニ兄貴もステキでした(ちょっとだけしか出てないが)。「ゾンビ」の主役2人もちょっとだけ出てますな。

スキンヘッドのゾンビが死体齧ってるシーンは明らかにゲーム版バイオへのオマージュだよなぁ。他にもナイト・オブ・ザ・リビングデッドとか死霊のえじきとかサンゲリアっぽいネタもあったよーな。探せばまだ色々とあるかも。

メジャー映画の規模と予算で、エンターテイメントに徹したゾンビ映画が作られた意義は大きいと思う。ここ十数年のゾンビ映画の状況を考えると尚更。

早く現実でもゾンビ大発生とかしねーかなー。まぁ、銃がない日本であんな事態になったら一瞬でゾンビの仲間入りだろうけど。



それではまたしばらく消えます。

(さ、現実に戻りましょうね〜)(あう…)