読了

ずいぶん前に買ったきりそのままだったのをようやく読了。評判通りおもしろかった。内容は要約すると「天才少女現る」ってところでしょうか(要約しすぎ)。「アイデアやイメージや設定はどっかで見たことあるようなものだけど、それらを分解・再構築して物語にする上での練りこみが半端じゃない」という意味では、「空の境界」と似てるなあと感じた。ノリは全然違いますけどね。熱い。特にブラックジャック。読んでる間中、全身が汗でびっしょりなるほど(風呂に入れ)(入ったもん☆)(あ、そう)。逆に言うと、これぐらいのものが書けるんだったら普通の戦闘シーンとかいらんかったんちゃうんか? とも思った。そこだけ急にマンガチックになるというかね。バレット&ウフコック強すぎるし。「銃を持った少女」というのが苦手っつーのもあるかもしれん。シェルとボイルドが敵役としてはいまいちだったのも不満。「哀れな被害者」としての側面が強かったからなんだろうな。それに比べるとあの解体屋たちは良かったですね。ド変態で。噛ませ犬だったのが残念。まぁ、でも、全体的に見れば十分満足。続編もやるらしいんで期待ですな。