書籍

小説の技巧

小難しそうな文学理論を、名作を引用することで具体的かつわかりやすく解説してあって、勉強になったしおもしろかった。中でも「異化」という概念を知ったことは1番の収穫だったかもしれない。「ああ、やっぱりそうなんだな」という感じで。「アポリア」の項…

押井本祭り

これが僕の回答である。 雑誌での連載やインタビューをまとめたもの。小難しくない、普通のおしゃべり的なノリが新鮮でした。あー、いろいろ苦労してんのねと。 注文の多い傭兵たち 変な本だなあ(笑)。前半は「ウルティマ」「ウィザードリィ」「ダイナソア…

読了

ゲーム屋のお仕事 うーん、もっと踏み込んだ話を期待していたので物足りず。業界暴露本ってほど過激な内容でもなく、「まーそんなもんなんだろうなー」という印象。とりあえず読み終わったあと、飯野賢治の自伝「ゲーム」の横に並べてニヤリ(おまえはそうい…

映画の見方がわかる本

抜群におもしろかった。単なる映画解説書じゃなくて、それこそタイトル通り「見方」を示してあるからなんだろうな。みんな読みましょう。

読了

本気のマンガ術―山本貴嗣の謹画信念 漫画のスキマ 「漫画のスキマ」はこの手のマンガ技法書の中でもかなりハイレベルの内容ではなかろーか。っつか、マンガにおける「映像の原則(文法)」的なものをこのレベルで解説した本ってほかにないと思う。そのぶんハ…

読了

物語の体操 キャラクター小説の作り方 両方ともおもしろかった。ハウツー本としての実際の効果のほどはわからんけど、少なくとも具体的な訓練方法を示してあるし、その訓練にどういう意味や効果があるかもちゃんと順を追って説明してあるし、その説明もけっ…